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硬膜外麻酔分娩

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方法

はじめに・・・

どんな分娩法でも100%安全と言い切れる方法はありません。それは硬膜外麻酔分娩法でも同じことです。硬膜外麻酔分娩はヨーロッパ・アメリカの施設分娩では、ポピュラーな分娩方法であり、母児とも、安全性は立証されています。

当院では麻酔に精通した学会専門医が硬膜外麻酔分娩に関わる処置を行います。

硬膜外麻酔分娩のメリットは、痛みを緩和出来るので、リラックスしてお産に臨めることと、陣痛の合間に子宮の筋肉が休息できるので、体力の消耗が軽減されます。

又、当院では硬膜外麻酔分娩でも、計画分娩的なことは行いません。あくまで自然が基本方針です。

判らないことは納得されるまで、スタッフにご質問してから、硬膜外麻酔分娩に望んでくださると幸いです。

分娩の鎮痛方法には、薬物によらない方法(ラマーズ、ソフロロジー等)と薬物の全身投与法(鎮痛薬)、及び区域麻酔法があります。

一般的なのは、お母さんの意識がはっきりして赤ちゃんへの影響が無い区域麻酔法(硬膜外麻酔)の方を選択します。硬膜外麻酔は、おなかから下半身の範囲にかける麻酔で、麻酔のかけ方によって方法が変わります。

区域麻酔の中でも、出産に使う硬膜外麻酔分娩は脊髄の外側の硬膜外腔と言う狭い空間にカテーテルを挿入し、麻酔薬を注入します。硬膜外麻酔は、子宮の収縮を妨げず、痛みのみを取るので、おなかの張りや赤ちゃんが下がってくるのが判ります。

お産の痛みと麻酔の特徴

分娩Ⅰ期(開口期)
痛み 陣痛による痛み(規則的な子宮収縮とそれに伴って子宮口が押し広げられる痛み)
適応麻酔 硬膜外鎮痛薬注入法
特徴 ・体のどこにも麻痺が起こることは無い。
・自由に歩行できる。
・効果は20~30分後から20時間程度持続する。
分娩Ⅱ期(娩出期)
痛み 切れるような痛み(軟産道が圧迫伸展されることにより、引き裂かれる痛みが発生する。)
適応麻酔 区域麻酔による硬膜外麻酔
特徴 ・全ての痛みを除去できる。
・痛みによる局所の緊張が無くなることで産道を形成する軟部組織が完全に軟らかくなり、
進展性は最大の効果を発揮。
・助産師・医師の指示通り、冷静に動作が出来る。

硬膜外麻酔分娩のポイント

母児ともに、麻酔の影響はありません。

硬膜外麻酔分娩は、ヨーロッパ・アメリカの施設分娩では、ポピュラーな分娩方法です。

麻酔の量は、しっかりと管理されています。

張りを感じたり、いきむことは、通常の分娩と同じように出来ます。

鎮痛剤や麻酔薬の成分は、母乳に移行することは全く無いので、分娩後すぐに母乳を上げられます。

硬膜外麻酔分娩では、陣痛の痛みを経験しないでお産をするので、産後の子宮の収縮により、起こる後陣痛を強く感じる方もいます。後陣痛は陣痛に比べれば軽いものですが、痛くて、つらい時は、鎮痛薬で痛みを和らげることも出来ます。

硬膜外麻酔の手順

硬膜外麻酔の手順1

①まず、医師が背骨を診察し、カテーテルを挿入する位置を決めます。この時の姿勢はひざを抱えて背中を丸めたポーズをとって頂きます。

硬膜外麻酔の手順2

②背骨近辺をイソジン消毒液で丹念に消毒します。

硬膜外麻酔の手順3

③消毒液を浸した脱脂綿で印をつけた近辺を再度、念入りに消毒します。

硬膜外麻酔の手順4

④皮膚の表面に麻酔をかけます。注射をするとき、チクッとしますが、これで、処置が終わるまで痛みは、ほとんどありません。

硬膜外麻酔の手順5

⑤カテーテル挿入用のじょうごのような針のついた器具を取り付けます。
その後、カテーテルをゆっくり硬膜外腔へ挿入していきます。

硬膜外麻酔の手順6

⑥カテーテルが破けたり、ズレない様にするために、背中にテープを止めてしっかりと固定し、テスト薬を約3cc注入し、吐き気や頭痛などの異常が無いかどうかを確認します。
その後は、薬は全て抗菌フィルターから注入します。

※上記の画像は硬膜外麻酔分娩をされた患者様の許可を得て掲載しております。 画像の持ち出し掲載・転載は固くお断りいたします。

 

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